閉じ込められた「自分」を自由に

制作背景

彼女は3兄弟の末っ子として、
いつも寂しい思いをしていました。

長女の姉が小学生のころに
脊髄に関わる大けがをして入院。
死にそうに苦しんでいる長女の看病を、
母が自分の子育てのせいで
できなかったという負い目を
幼い頃から深く感じていました。

両親は長女を第一に考えてると思い込み、
自分の希望は言っても通らないものと
勝手な観念を持って幼少期を過ごします。

兄の長男も、親の愛情を得られない寂しさからか、
妹をいじめたり、反抗し暴れていました。

事業で成功し、怖いものなしの
ワンマンの父親には逆らっても
どうにもならない家庭から、
結局兄は家を出てしまいます。

根本はお互いにとても愛情があるのに、
歯車は全くかみ合わず、負のスパイラル。
むしろそれぞれが、がんじがらめで
自由になれない状態に。

彼女は親を頼らず
一人で何事も乗り越えてきたため、
両親や兄弟からはしっかり者で
性格はきついと思われ、さらに我慢を重ね
そう思われている自分を演じてきました。

籠の中にいる自由になれない鳥のように…

自己を愛し、自由に進むために

そんな彼女には、親のためではなく、
自分のための自分でいいということを
知るためのブレスレットをお作りしました。